空き家の相続放棄とは?新しくなった管理責任の内容も解説

2025-01-21

空き家の相続放棄とは?新しくなった管理責任の内容も解説

マイホームを所有している方などは、両親や親族の空き家を相続することに魅力を感じていないかもしれません。
そんな場合は、2023年に改正された管理責任のルールも踏まえたうえで、空き家の相続放棄を検討すると良いでしょう。
今回は、空き家の相続放棄とは何か、相続放棄をせずに空き家を手放す方法も交えて解説します。

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空き家の相続放棄とは何か

相続放棄とは、空き家を含む資産や負債といったすべての相続の権利を放棄することです。
「空き家のみ」「借金だけ」といった形の相続放棄は認められておらず、プラスとマイナスの財産をすべて放棄しなければなりません。
なお、相続放棄を申請できるのは被相続人の死を知ってから3か月以内であり、それ以降の申請は認められないため注意しましょう。

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2023年4月1日より変更された空き家の土地の管理ルールとは

2023年4月1日から改正民法が施行され、空き家の相続放棄時の管理責任について変更が加えられています。
まず、旧法では自分が管理していない空き家にも管理義務がありましたが、改正民法では「相続放棄の時点で空き家を占有している場合」に限定されました。
次に、旧法では不明確だった相続人全員が相続放棄をしたケースの管理責任については、「相続財産の清算人に空き家を引き渡すまで」に期間が限定されています。
また、その間に補強工事などの保存行為をする必要はなく、必要最低限の管理責任を守れば良いことになりました。

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相続放棄をせずに空き家を手放す方法

預貯金などその他の遺産を相続したい場合は、相続放棄以外の方法で不要な空き家を手放す必要があります。
買主が見つかれば不要な空き家を現金化できるため、まずは空き家の売却を目指すと良いでしょう。
立地が良い場合や、建物の状態が良い場合は、そのままでも売却できる可能性がありますし、空き家を解体して土地だけを売る方法もあります。
買主が見つからない場合は、個人や法人、自治体と交渉して、空き家を寄付する選択肢も視野に入れましょう。
交渉が不調に終わった場合は、「空き家バンク」に登録して買主を探す方法もおすすめです。

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まとめ

相続放棄とは、空き家を含むプラスの財産や、債務などのマイナスの財産をすべて放棄することです。
2023年4月1日より民法が改正され、空き家の管理義務が以前よりも明確になりました。
相続放棄以外で空き家を手放す方法としては、不動産売却や、個人や自治体への寄付がおすすめです。
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