2023-09-12
相続する財産に土地が含まれている場合、相続人同士の間でトラブルが発生するケースがあります。
土地は分割が難しく、相続するにあたってとらなければならない手続きが多いためトラブルが起きやすいのです。
今回は、土地の相続で起きやすいトラブルに関し、平等な分割の難しさ、登記手続きの複雑さ、相続税の支払いについてご紹介します。
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相続する財産に土地が含まれる場合、平等に分割するのは難しい傾向にあります。
土地は単価が大きいうえ、金銭のように簡単に分けられるものではないためです。
そのため、土地を含む財産を平等に分割できずにトラブルになることはよくあります。
土地を含む財産を平等に分割したい場合は、土地を売却して現金化し、相続人全員で分ける換価分割がおすすめです。
土地そのものを残しておきたい場合は1人が土地を相続し、土地の価値を平等に割った際の差額をほかの相続人に支払う代償分割も選択できます。
土地が大きく、複数人で分けても活用しやすいのであれば土地を分筆してそれぞれ相続することも可能です。
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不動産相続における現物分割とは?概要とメリット・デメリットを解説
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不動産を相続した際の登記申請はさまざまな書類が必要になるほか、複雑であるため放置されがちです。
そのため、祖父から親が相続した土地の登記を済ませていなかったせいで、子が相続した土地の名義が祖父のままといったケースが多いです。
これまでは相続登記に法的な義務はありませんでしたが、2024年4月からは義務化されるためそのまま放置はできません。
相続登記の手続きを進めるためには、土地の相続に関わる方全員の署名と捺印を集めて遺産分割協議書を作成する必要があります。
なお、祖父から親へ、親から子への相続で登記が放置されていた場合は2回名義変更が必要です。
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不動産相続における換価分割とは?押さえておきたいポイントを解説
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財産の相続が発生した場合、基本的には相続税の支払い義務が生じます。
ただし相続税には基礎控除額が設けられているため、相続した財産全体の価値が「3,000万円+600万円×法定相続人の人数」を下回る場合の支払いはありません。
基礎控除額を超えた相続があり、相続税を支払わなければならない場合の期日は相続の開始翌日から10か月以内です。
相続税の納付は現金のみの受付であり、物納などはできません。
そのため土地の相続の場合、簡単に相続税分の現金を用意できない可能性があります。
相続する土地が課税対象になるか否か、かかる税金はいくらになりそうなのかは事前に把握しておく必要があります。
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相続で不動産を共有するとはどういうこと?持分やトラブルについて解説!
土地はその性質上そのままでは分割が難しいため、現金に換算して分割されることが多いです。
長い間登記が変更されていない土地でも相続はできますが、関係する親族から許可を取って書類を作成する必要があります。
財産の総額によっては相続税が発生するため、期日までに支払えるよう準備しておくと手続きがスムーズです。
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