不動産の個人売買は1人でもできるの？メリット・デメリットについてご紹介

不動産の売買は不動産会社の仲介を利用することが一般的ですが、個人売買をおこなう方もいらっしゃいます。
一般的な不動産売買と違い、個人売買にはどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
ここでは不動産売却を検討している方に向けて、不動産の個人売買は可能なのか、メリット・デメリットもあわせて解説します。

不動産の個人売買は可能？

不動産の個人売買とは、不動産会社をとおさずに個人間で不動産を売買する方法のことです。
不動産売買では不動産会社が仲介をおこなうことが一般的ですが、仲介を利用する義務はないため、個人売買に違法性はありません。
しかし、個人売買は不動産会社が介入しないためトラブルが多く、そのトラブルすべてに自分で対応しなくてはなりません。
また、不動産売買に関する手続きは多岐にわたり、一人でおこなうには多くの手間や時間が必要です。
不動産取引や法律に関する専門知識がない場合は大きなリスクがともなうため、あまりおすすめできる方法ではありません。

不動産の個人売買をおこなうメリット

不動産の個人売買をおこなうメリットとして、仲介手数料や税金を節約できることが挙げられます。
不動産会社をとおして売買契約をおこなうと仲介手数料が発生しますが、個人売買では仲介手数料は不要です。
それにともない、仲介手数料の消費税分の費用も浮かせることができます。
また、個人売買では不動産会社の意向を反映する必要がないため、売主と買主の意思で契約が成立します。
不動産会社との打ち合わせやスケジュール調整もなく、自由度の高い取引をおこなえるでしょう。

不動産の個人売買をおこなうデメリット

不動産の個人売買のデメリットは、買主を見つけにくいことです。
個人売買で買主を見つける方法として「知り合い同士で取引をおこなう」「サイトを利用する」などが挙げられます。
不動産会社をとおすのであれば不動産会社が売却活動をおこないますが、個人売買では自分で買主を探す必要があるため、売主の負担が増します。
また、不動産の個人売買は専門家が介在しないぶん、手続きや金銭面などのトラブルが起こりやすい点もデメリットです。
不動産会社をとおす場合は不動産会社がトラブルに対応しますが、個人売買では自分で解決しなくてはなりません。
時間や手間がかかるだけでなく、トラブルの内容によっては金銭的な損失が生じることもあります。
デメリットがメリットを上回る可能性が高いため、不動産売却では不動産会社をとおすと安心です。

まとめ

不動産の個人売買は可能ですが、さまざまなリスクがともないます。
しかし、不動産会社をとおして売買をおこなうのであれば、専門知識に基づき安全に取引することができます。
不動産売却をおこなう際は、ぜひ不動産会社の利用をご検討ください。
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