2022-05-10
離婚の際に住宅ローンが残っている場合、財産分与が複雑なうえにトラブルの元になりやすいです。
不動産売却では、売却金額で残りのローンを完済し、抵当権を外す必要がありますが、完済できない場合は任意売却という方法もあります。
今回は、離婚を機に自宅を手放す場合に任意売却を選択するメリット・デメリット、注意点をご紹介します。
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任意売却とは、売却によって住宅ローンを完済できない場合でも、抵当権を外して売却できる方法です。
本来は、住宅ローンを滞納した場合や支払いが困難になったときに、競売を回避するために利用されています。
売却金額よりも残りのローンが多い状態を、オーバーローンと言います。
オーバーローンであり、住宅ローンを滞納している状態で、交渉が成功すれば、離婚の際にも任意売却を選択することが可能です。
夫婦どちらとも今の住まいに住む予定がない場合、離婚後住宅ローンの支払いで揉め事になりそうな場合におすすめの方法です。
とくにペアローンや、お互い連帯保証人になっている場合は、トラブルのリスクが高いでしょう。
任意売却のメリットは、競売よりも高く売却できる可能性が高く、債務を多く減らせるところです。
残った住宅ローンも、無理のない範囲で返済できるように調整してもらえるので、新生活への負担も軽減できます。
交渉次第では、引っ越し費用や売却諸費用を捻出してもらえることもメリットで、自己資金がなくても、売却に踏み切ることができます。
一方でデメリットとして大きいのが、住宅ローンを滞納することで、信用情報に傷がついてしまうことです。
数年間はクレジットカードを作成したり、新たにローンを組むことはできなくなるでしょう。
さらに通常の売却よりも交渉や複雑な手続きも多く、手間や負担が大きいところもデメリットです。
弊社が選ばれている理由|スタッフ一覧
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離婚を機に任意売却をする場合の注意点は、売却のタイミングです。
離婚後よりも連絡がとりやすい離婚前のほうがおすすめで、スムーズに進めることができるでしょう。
また、残った債権の返済を二人でどう負担するのかについても、しっかり話し合っておくことが大切です。
また、任意売却は連帯保証人が夫婦以外の親戚などである場合は、関係者全員の承認が必要になります。
手続きが複雑になるので、相手や親族が消息不明になるリスクを考えると、やはり離婚前におこなうのが良いでしょう。
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任意売却を選択すれば、離婚の際に財産分与がスムーズになります。
金融機関の信用情報に傷がついてしまうという注意点がありますので、慎重に検討してみてください。
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