任意売却後に返済義務のある残債とは?支払い交渉について解説

2021-12-14

任意売却後に返済義務のある残債とは?支払い交渉について解説

毎月の住宅ローンを返済している方のなかには、支払いが難しく悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
任意売却を検討し、住宅ローンの返済を計画することもあるかも知れません。
しかし、任意売却をおこなうと住宅ローンはすべて返済できるのでしょうか?
ここでは、任意売却後の残債や返済義務、支払い交渉についてご紹介します。

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任意売却後の「残債」と「返済義務」とは?

任意売却とは住宅ローンの返済が難しく、物件を売却した額でもローンを全額返済できない場合に、債権者の了承をもらって売却をおこなうことで、売却額はすべて住宅ローンの返済に充てられます。
「残債」は、このときに残った住宅ローンの残額で、任意売却後の残債には返済義務があり、残債額を返済しなければいけません。
たとえ任意売却をしても、残債の支払いが免除されるわけではないので注意が必要です。
また、住宅ローンに連帯保証人がいる場合は、同じく返済義務が残ります。
そのため任意売却をおこなう場合は、連帯保証人へ事前に連絡しておく必要があるでしょう。
返済義務を無視したり滞納したりすると、差し押さえをされる可能性があるため、債権者からの連絡には必ず対応することが大事です。

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任意売却後の残債における「支払い交渉」とは?

支払い交渉とは債権者と今後の残債について話し合うことです。
売却額にもよりますが、任意売却後の残債は住宅ローンに比べ返済額は少なくなり、毎月の支払額などは交渉によって決まります。

残債の支払い交渉のポイント

  • 残債の分割返済(毎月の支払額)
  • 残債額利息の有無
  • 任意売却時の引っ越し費用

多くの場合、任意売却後の残債は分割での返済に応じてもらえるでしょう。
毎月の支払い額は債権者との話し合いで、収入や家計状況から支払える額を決めますが、目安はおおむね1万円~3万円ほどと考えられるでしょう。
分割返済にする場合は、残債に利息がつくのかを確認しておくことも必要です。
また、任意売却時の引っ越し費用は債権者との交渉次第で出してもらえる可能性がありますので、忘れずにおこないましょう。

残債の支払いが難しい場合

任意売却後に多額の残債が残ってしまい、生活に支障がでてしまう場合は「自己破産」という方法もあります。
自己破産は住宅ローンだけでなくすべての債務が免除される手続きです。
生活を立て直すための選択肢の一つとして、検討してみましょう。

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まとめ

任意売却をおこなっても、残った「残債」には返済義務があります。
しかし、任意売却をしたことで返済額は少なくなり、交渉次第では毎月の支払額を大きく抑えることができます。
生活を建て直し、再出発をするためにも、任意売却を検討してみることをおすすめします。
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